후리가나로 읽는 일본 고전
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あるおんな
或る女
有島 武郎
有島 武郎의 或る女(あるおんな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,655자 · 406화면
その代わり英語なんぞでわからない事があったらなんでもお聞きするといい、ねえさんよりいろいろの事をよく知っていらっしゃるから……それから愛さんは、これから倉地さんのお客様も見えるだろうから、そんな時には一々ねえさんのさしずを待たないではきはきお世話をして上げるのよ」
と葉子はあらかじめ二人に釘をさした。
妹たちが食事を終わって二人であと始末をしているとまた玄関の格子が静かにあく音がした。
貞世は葉子の所に飛んで来た。
「おねえ様またお客様よ。きょうはずいぶんたくさんいらっしゃるわね。だれでしょう」
と物珍しそうに玄関のほうに注意の耳をそばだてた。葉子もだれだろうといぶかった。ややしばらくして静かに案内を求める男の声がした。それを聞くと貞世は姉から離れて駆け出して行った。愛子が襷をはずしながら台所から出て来た時分には、貞世はもう一枚の名刺を持って葉子の所に取って返していた。金縁のついた高価らしい名刺の表には岡一と記してあった。
「まあ珍しい」
葉子は思わず声を立てて貞世と共に玄関に走り出た。そこには処女のように美しく小柄な岡が雪のかかった傘をつぼめて、外套のしたたりを紅をさしたように赤らんだ指の先ではじきながら、女のようにはにかんで立っていた。