후리가나로 읽는 일본 고전
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いわゆるひひょうの「かがくせい」についてのこうさつ
所謂批評の「科学性」についての考察
戸坂 潤
戸坂 潤의 所謂批評の「科学性」についての考察(いわゆるひひょうの「かがくせい」についてのこうさつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,581자 · 21화면
併しそうなると私は、もう一遍印象と印象追跡ということを観察し直さねばならなくなる。印象の強みは、批評の母胎となり批評の端緒(ヘーゲルやマルクスが尊重したあの端緒の意味に於ける)となるものが他ならぬ印象だというその強みは、即ち又それ独特の弱みでもある。印象は個人的なものでありパーソナルなものだ。それ故に、その限りの人間的真実と誠実とを約束しているが、併しそれだけの主観的制限を脱することは出来ない。勿論どんなものでも、いやしくも夫々の人間が身を以て当っている事柄と、主観的制限のついていないものはない。もしそんなものがあるなら、それは偽物であり嘘の世界のものだ。だが、そういう言葉が許されるのも、主観的制限を主観みずから何とかして出来る限り脱皮しようという努力と、無意識的にせよ組織的にせよ、試みた上でのことだ。主観的制限の裏に寝そべっていたり馳け回ったりしていいということには、勿論ならぬ。
印象が追跡された印象であると云った。点検され確かめられ念を押された印象だと云った。今このことは、印象が自分自身の主観的制約を脱皮しようとする努力を意味するのだということが判る。