후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶんかしじょうよりみたるにっぽんのすうがく
文化史上より見たる日本の数学
三上 義夫
三上 義夫의 文化史上より見たる日本の数学(ぶんかしじょうよりみたるにっぽんのすうがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,999자 · 192화면
〈十 和算と芸術〉
和算家として測量等のことに関心を持たなかった人もいないようであるし、和算を教授する以上は別して初心の人へは日常生活に関係ある問題を課したものであった。もしこの種の事項を抽出して、これから立論するときは、和算は実用的の関係、経済生活上の関係のみから動かされて発展したものでもあるように論ずることも決して不可能ではあるまい。しかしながらかくのごときは一面観に過ぎないであろう。
〈十 和算と芸術〉
しからば他に如何なる方面があるか。芸術的に取り扱ったことが、極めて重要な地歩を示す。『塵劫記』が優良な教科書であったというのも、趣味深くできているからである。『塵劫記』には継子立の問題というものが出ているが、これは実子と継子が十五人ずつあり、輪形に環列せしめて、ある一人から数え始め十人目に当たる毎にふるい落として最後に残った一人を相続人にしようというのであるが、継子十四人まで数え抜かれたときに、一人残された継子が抗議を提出し、これからは逆の順に数えることにされたいと申し出たので継母もこれに同意し、そうして遂にその継子一人が最後に残って父の家を嗣ぐことになったというのである。