일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんたからじま

新宝島

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 新宝島(しんたからじま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 99,590자 · 197화면

아오조라 문고

「ア、僕たちのところへ来るんだぜ。僕たちをつかまえるつもりじゃないかしら」

保君がいちはやくそれと察して、心配そうにささやきました。

「そんなことはないよ。僕たちをひどい目にあわせるはずはないよ。僕たちはあの子供の命の親なんだもの。ごらん。みんなこわい顔なんかしていないじゃないか」

哲雄君が、近づいて来た土人たちの表情を見ていいました。

いかにも、土人たちはみな優しい顔をしていました。中にも先頭に立っている、長い白髭を胸にたれた老人は、この土人たちの中で一番えらい人なのでしょうが、何となく威厳のある顔に、ニコニコと微笑さえ浮かべています。

三人は、その様子にいくらか安心して、でも一郎君は、例の銃を両手にかまえて、イザといえば発射できる用意をして、じっと土人たちの近づくのを待っていました。

近づくにしたがって、土人たちの服装もハッキリわかって来ましたが、最初考えたとおり、それはやっぱり金の兜、金の鎧だったのです。

兜は、日本はもちろん、西洋のどこの国の兜にも似ていない、妙な形のものです。全体がキラキラ光る金色の火焔の形をしているのです。頭の上で炎々と火が燃えて、その金色の焔がうしろの方へ風になびいているような、勇ましい形につくってあるのです。