후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,659자 · 372화면
雑魚・大魚
長曾我部元親は、質子をさし出して、降伏を申し入れた。そして、
「お扱いは、秀長どの、秀次どののお旨におまかせする」
と、ほとんど、無条件に、処分を待った。
けれど、秀長と谷忠兵衛のあいだには、事前に、条件の黙約が取り交わされていたことはいうまでもない。
たとい、秀吉に異存が起っても、長曾我部の存続と、土佐一国の領地は、必ず残るようにするという保証を得ていたのである。
秀吉もまた、それを許容した。
七月下旬、四国の事は、一切解決した。阿、讃、伊の三ヵ国は、阿波を蜂須賀正勝に、讃岐を仙石権兵衛に、伊予を小早川隆景に、それぞれ分割して封ぜられた。
雑魚・大魚
秀吉の頭脳には、つねに何が構図されているか、傍の者にはわからない。
大きいというのか、複雑と称すべきか、多角的といっていいのか、とにかく、彼があたりまえなこととして運んでゆくことも、往々、人には、意表外な感をもたれた。
その年、天正十三年夏の、佐々征伐などが、その一例である。
七月十七日といえば、四国在陣の将兵は、一ノ宮城へ総がかりを起して、その外城をやっと踏み破ったばかりの頃だ。
そして、四国攻略の難易は、まだたれにも見通しもつかず、もし秀長秀次の力に及ばなければ、秀吉自身の渡海すらあろう――といわれていた直後である。