일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,659자 · 372화면

아오조라 문고

ようやく、芋ガユや粟を食うていたものだったぞ。――そのおかげで、わしが十八歳の折、今川家から放たれて、浜松へ帰って来たときには、そうして長年の留守に蓄えておいてくれた物が、兵糧倉、武器倉に、国守るほどはあって、他日の驥足をのばすことが出来たのだった。……そのとき、鳥居忠吉が……もう八十こえた老人じゃったが……わしの手をひいて、倉の前に導き、中を指さして、若殿……といったときの言葉は今もわすれかねる。その頃を思えば、わしも近頃は、だいぶ気が奢りすぎて来たぞよ。忠吉に、申しわけがない」

かえりみれば、家康の幼少から、壮年期の大部分は、忍の一字につきる半生だった。

かれは、忍を守って人と為り、忍を持して、強国の間に生き、忍に剋って今日の位置を築いた。消極的な忍ではなく、積極的な大希望を遠くに期している忍であった。――おそらく、これからの後半生も、その特質を変えることはあるまい。

特に、近頃は家臣たちにも何かにつけて、忍耐ということを説いた。尺蠖の縮むは伸びんがためという意味を悟らせようと努めていた。

――というのは、今春来の不平不満は今なお鬱勃としていて、対秀吉感情は少しもあらたまらず、上方筋の情報を耳にすれば、忽ち、岡崎、浜松にその反撥が露呈して、