후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,659자 · 372화면
「昌幸は信玄仕込みの戦の巧者にはちがいないが、山国の小戦に長じているのみで、まだ真の大部隊に直面した兵法者ではない。城は小城、人数は三千に足りぬ小国。或いは、浜松の大軍を見たらすぐ降参に出るやもしれぬ」
こういう見解をもつ者が多かったのである。
徳川軍の総数は、一万八千をこえていた。信州奉行の大久保七郎右衛門。甲州奉行の鳥居彦右衛門。保科肥後守、同弾正、諏訪安芸守、平岩七之助、駒井右京など、二州の寄合衆に、浜松からは、井伊直政、城伊庵、玉虫二郎右衛門、矢代越中守などの諸将がそれに合流した。
八月上旬、この大軍は、上田城外一里余のかんが川に、その全容をあらわした。
城頭から眺めると、それは味方の十倍にも見え、軍装備のちがいが目についた。特に鉄砲隊などは、中央に接している強国間では、いかに急速な進化を示しつつあるかを物語っている。
「あの人数と装備で、城の木戸へ寄せられたら一たまりもない。敵が、かんが川を越える途中を、不意に打つべしだ」
昌幸を中心に、諸将の意志が一致した。しかし客将の板垣修理之助は、
「下策です」
と、反対した。
「かんが川は、筑摩の支流で、越ゆるに難儀なほどではない。