일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,659자 · 372화면

아오조라 문고

於通の碁は、秀吉よりも、はるかに強かった。

このあいだから、よいなぐさめを見出したように、ひまがあると、於通と碁を打っていたが、まだ、かの女に一度も勝っていなかった。

「そもじは、碁の天才というものじゃろ。碁打ちになれ、女の碁打ちに」

と、いったりした。

於通は、秀吉を、子どもあしらいに、笑って、

「ちっとも、わたくしが強いのではございませぬ。世にも、おめずらしいほど、殿さまが、おヘタなのでございます」

「ばかを申せ。高山右近、蒲生飛騨。あれらは、青いが、浅野弥兵衛すら、わしには、折々、負けおる」

「ホ、ホ、ホ。碁は、勝つこともでき、負けてあげることもできるものでございますもの」

「女性のくせに、そもじの碁はちと、きつすぎる。石の音まで、冷たいぞ」

「もう、於通と、碁をかこむなどと仰っしゃらずに、碁を習うと仰せられませ」

「この女童が、どれ、もう一局まいれ」

こんなふうに、碁にかかれば碁に、女にかかれば女に、眼もなく、他意もなく、遊び呆うけて見える彼だった。

そこへ、使番が、

「おびただしき徳川勢が十六隊にわかれ、たった今、小牧を出て、二重堀のお味方に近づきつつあります」