일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,659자 · 372화면

아오조라 문고

しかし、都市建設のすがたをもって、人智と人力が、進出する時、そこの自然は、極端にまで無視されてゆく。桑田は町屋に変り、広野は絃歌の灯を映す堀となり、無数の橋や新しい道路は、小鳥の巣や鷺のねぐらを奪って、丘の肌は、みな生々しい土層を露出し、削られたあとには、屋敷が建ち、門がならび、物売り小屋が、廂をならべる。

玉造の一角。――ここも変らない新開地的な色彩の中に、難波津のむかしのまま、こんもりと青葉の樹立に抱えられた一宇の堂と風雅な人の住居の址がある。

さだめし、以前は、方丈記の筆者みたいな人物が、人間の世に、見きりをつけて、四季を友に送っていたような家かもしれない。

――そこに、昨年来、師弟二人の画家が、住んでいた。

師の狩野永徳は、四十三、四歳、弟子の山楽は、二十五、六か。

どっちも、若い。

けれど永徳は、かの有名な古法眼元信の孫ではあり、かつて信長が、安土を築いたときの障壁画にも彩管をふるい、

(古格にして新しき芸術人)

として、その作画も名声も、いまでは海内第一とすらいわれていた。

そんな大家だったが、かれは方丈記の鴨長明が観たような現世観を、やはり自分の生きている今にも見て、自己の虚名に、酔えなかった。