일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,757자 · 375화면

아오조라 문고

もはや彼らの逆意は明白じゃ。……宇右衛門、何としようのう?」

大崎宇右衛門は膝を寄せて、自己の考えを述べてみた。勝次郎の考慮も容れ、立ちどころに一策が立った。宇右衛門は、外に置いていた部下十名を、その場から長浜へ急がせた。勿論、極秘のうちにである。中の一名だけが宇右衛門の旨をふくんで、夜のうちに搦手から出て行った。

木村隼人佑は、その間に、一通のてがみを認め、宇右衛門に託した。山路将監へ宛てた断り状である。――夜来、風邪気味、せっかくながら、今朝のお茶に参じ難し、春風なお機あらん、近日拝面、おわび申す、諒せられよ――という意味の短い謝状であった。

夜が明けると、宇右衛門は、その手紙を携えて、神明山の将監の所へ訪うて行った。

その頃の風として、陣中でもよく釜をかけた。もとより仮屋の茶室、荒かべ藁莚、一壺の野の花――その程度の簡素にちがいない。要は胆養にある。また長陣に倦まぬためにも心がけられる。

その朝、山路将監は、早暁から露地を掃き、風炉の灰などを作っていた。まもなく相客の大金藤八郎と木下半右衛門が見えた。共に、柴田伊賀守勝豊の家臣で、今度の裏切には、将監に打ち明けられて、行動を共にすべしと、深く誓いあった同腹の輩だった。