일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,757자 · 375화면

아오조라 문고

出て来たのである。

茂山からこの辺まで、約二里ほどな距離だった。

当日の天候は「賤嶽合戦記」にも、

――四月二十一日、辰ノ下刻ノ事ナルニ、一天曇リナク、照リニ照リタル空ナレバ、手負共、日ニ照リツケラレ、イト苦シガリケリ。

とある通り、初夏とはいえ、尾濃大暴れのあとで、気象一変し、急激に暑くなって、炎日焦くような日であったと思われる。

従って、大垣出発以来、駈けとおし、戦いとおしで一睡もしていない将士の疲労も、やさしいものではなかったろう。

焦けきった甲冑の重さもさることながら、それに包まれている五体の汗腺から流れるものは汗という程度のしずくではない。どの顔もどの顔も赤銅いろに燃えていた。こうなると、満身の血痕も泥のしぶきも、その人々の意識には何の関わりもないものになっている。――ただ非常な空腹にある容子がうかがわれ、はやく一杯の水をのみ、土の上でも、草の中にでも、ごろりと一睡したいような色が兵全体にうかがわれた。

長途の兵、無理もない。実に秀吉としても、無理を承知であったろう。ただ敵に大きな“虚”あるがために、敢えて取った強行戦法だった。――もしこの長途一気の労に対し、勝家が、また前田父子が、一体に結束し、逸をもって、これを邀え撃つなら、破竹羽柴の精鋭といえ、ついにこの辺りで、さしもの力も尽き、断弦の恨み