일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,757자 · 375화면

아오조라 문고

秀吉、この眼で、若い武者輩にそれを常に見た。――が、人間はみな生きたいものにはきまっておる。帰すところ民はそれよ。何たる寡慾。あわれいじらしい。われら武門は、百難苦戦を真ッ向にかぶって進み行くとも、民の婦女老幼は、生々と生き楽しませつつ連れ歩みたいものよ」

「誰しも思うところですが」

「ここの領下とて、いつ修羅の巷となろうも知れぬが、ならばなおさらぞ。およそ人間の生命力とは子を生む。喰う。闘う。沙門のいう、愛慾即是道。飲食即是道。闘争即是道。の三つに尽きると聞く。しかもみな菩提へ通じる業とある。戦はおれどもがやる。見ておれというても、見ておれぬのが民の本能じゃ。その戦、いよいよ烈しき日とならば、喰うこと。生むこと。ただその二つを絶対に欠かすな」

「…………」

「また余り世話をやき過ぎぬがよい。政、密に過ぎれば、民、創意を失い、民の力は弱まるという」

「その折の大慈悲は」

「憤怒の不動たればよい」

「と。不動明王に」

「不動明王と、観世音菩薩とは、二相にして実は一体の御仏ぞや。表裏一の大愛を現わしたものじゃ。……そうそう、お身に与えよう。――寧子、そなたの室に、小さい金色の観音像があったの。