후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 180,256자 · 361화면
「亡きお父上備後守様の御生涯をよう思い遊ばせや、この尾張八郡をお伝え遊ばすには、朝に北境の敵と戦い、夕べには東隣の国境に征馬をお向けなされ、ひと月のうち、具足を解いて、安々と、お子たちの中にさざめいてお暮し遊ばした日は、幾日とてもござりませぬ。――しかも涙ぐましき御忠誠に在したことには、この乱国の中、四隣に戦の絶え間もない中をも、すぐる天文十二年の頃には、この爺めを京へお遣わしあって、内裏四面の築土の御修理をなされますやら、また、四千貫文を朝廷へ御献上遊ばし、そのほか、伊勢外宮の御造営にもお力をお尽しなされました……。そうしたお父上をおもちなされ、御祖先には」
「爺や。もうよい。分っておるよ、何度聞いたか知れぬことを」
信長は気に入らないと、すぐ美しい耳朶を鮮紅にした。
けれど、吉法師といった幼名の頃から、何でも知っている中務には、さすがに、それくらいしか、不機嫌を見せられなかった。
中務もまた、彼の気性は、よくのみ込んでいた。理窟で説くよりは、感動に訴えるほうがききめのあることを知っていた。
で、信長が耳を熱くすると、
「お口輪を取りましょうかな」