후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 180,256자 · 361화면
「こんどの奉行は、いやに大まかじゃないか」
「察するところ、猿殿、一躍炭薪奉行に引き上げられたので、すっかり気を好くしてしまい、気前を見せているつもりだろうが、猿の上調子に乗ったりしていると、今にこっちまで、飛んでもない御叱責をくうかもしれぬぞ」
いくら寛大に放任しても、炭薪の使用などには、おのずから限度がある。家中の心理は、むしろ自誡して、その限度は出なかった。
清洲城の一年間の薪炭の使用料は、約千石の余を超えていた。領内の伐木の面積だけでも、年々多大の量を灰にするので、その支出の金額ばかりでなく、藩政上からも、信長は、その節約を心がけていたものだった。で、二年間ほど、村井長門守に奉行を命じて、やらせてみたが、少しも実績が上がらなかった。反対に、年費が殖えたりした。その上、節約という声の感じが、家中の心理を、萎微させたり、歪めさせたりしたのみだった。
藤吉郎はまず、その窮屈と萎縮から、家中の気もちを解放した。それから彼は、信長の前へ出て、こう建言した。
「とかく冬中は、御家中の若殿輩も、足軽などお下の者も、総じて、屋内に引き籠りがちで、菜漬を喰うて、湯茶をのんで、埒もないむだ話に、徒然の日を送りがちに見うけられます。