후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 180,256자 · 361화면
顔が熱くなるほど恥かしかった。
「オヤ。この子のことで、お寺へお出かけ下さいましたのですか」
「そうですよ。光明寺から宅へ謝りに来ましてな。――何かと、理を聞けば、わしが寄進した大香炉を割ってしもうたとか」
「ほんに、この悪戯坊が困ったことを致しました」
「何のさ。御寮人までがそういわせられな。陶器が割れるのはあたりまえじゃ」
「でも、稀れな御名器というおはなし……」
「ただ、惜しいのは、わしがお伴いたして、長らく明国に渡っておいでなされた松坂の伊藤五郎大夫様のお作なのじゃ」
「祥瑞と仰っしゃるのは、その方でございますか」
「ところがもう、御病気でお果てなされた。近頃、染付ものの陶器に、祥瑞五郎大夫製とよく銘に書いてはあるが、それはその後の人々で、ほんとに明国へ渡って、あの陶器の作法を伝えて来られたお方は今ではもうこの世にいませぬ」
「世間のうわさゆえ、どうか存じませぬが、お宅様に引き取ってお育てになっている、於福さまという坊ンちは、その祥瑞様が、明国から連れ帰って来たお子じゃとやら……」
「はい。どうして知れたか、童たちと遊ぶと、唐人子唐人子とからかわれるとかで、この頃は、ちっとも外に出ませぬわい」