후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면
氏にも美しく賢なる伴侶がある。
大橋夫人は美しかった故にそうした艶聞誤聞を多く持った。
長者とは――ただ富があるばかりの名称ではない。渋沢男爵こそ、長者の相をも人柄をも円満に具備した人だが、兼子夫人も若きおりは美人の名が高かった。彼女が渋沢氏の家の人となるときに涙ぐましい話がある。それは、なさぬ仲の先妻の子供があったからのなんのというのではない。深川油堀の伊勢八という資産家の娘に生れた兼子の浮き沈みである。
油堀は問屋町で、伊勢八は伊東八兵衛という水戸侯の金子御用達であった。伊勢屋八兵衛の名は、横浜に名高かった天下の糸平と比べられて、米相場にも洋銀相場にも威をふるったものであった。兼子は十二人の子女の一人で、十八のおり江州から婿を呼びむかえた。かくて十年、家附きの娘は気兼もなく、娘時代と同様、物見遊山に過していたが、傾く時にはさしもの家も一たまりもなく、僅かの手違いから没落してしまった。婿になった人も子まであるに、近江へ帰されてしまった。(そのころ明治十三年ごろか?)市中は大コレラが流行していて、いやが上にも没落の人の心をふるえさせた。
彼女は逢う人ごとに芸妓になりたいと頼んだのであった「大好きな芸妓になりたい」