후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんのこころ
日本のこころ
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 日本のこころ(にほんのこころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,988자 · 16화면
それで、土曜と日曜とは完全な休養をとる。またとらざるを得ないのである。もっとも一日は家庭内の細々した仕事もしなければならない。人を雇うとたいへんな金をとられるので、中流階級の人たちは、たいていの家の仕事は自分でやる。そして一日は自動車で朝早くから百哩もさきの自然林の中に出かけ、終日人工の全然加わっていない野性のままの自然の中でねころび、また汗を流して歩き廻り、ビールをのんで歌をうたう。夜は馬鹿騒ぎをして、ダンスをする。こういう休養、主として精神的の休養をして、そしてまた次ぎの日の朝の八時零分から仕事にとりかかるのである。
しかし一年間こういう生活をつづけると、だんだん眼に見えない精神的疲労が、身体の奥深いところにたまって来る。それを救うものは、夏休みである。どんな人でも、三週間くらい、少くも二週間は夏休みをとることができる。この時期が、気持の更生に大切な時期なのである。
夏休みになると、誰も彼もカーを駆って国立公園に走る。国立公園といっても、大きいものは、四国くらいの広さである。その地域は、なるべく人工を加えないで、原始の姿のままに保存されている。