후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,649자 · 27화면
六
「然しそこもとの多忙なからだでどうしてこんなむつかしいことを始める気になったのだ」
「それはこの表に一例を書いてみましたが」
三右衛門はそう云って別の書冊をひらいた、
「このように年次表に書きあげますと、飢饉の来る年におよそ週期があるのです、この表はもちろん不完全きわまるものですが、凶作があって一年めに飢饉の続くことがもっとも多く、つぎには五年ないし六年めにくる例がひじょうに多い、この年次表がもっと完成して週期の波がはっきりわかるとすれば、藩の農政のうえにかなり役だつだろうと思うのですが」
「たしかに」
岡田庄兵衛は大きく頷いた、
「そうすれば、冷旱風水による原因もわかって耕作法のくふうもあろうし、また荒凶に対する予備もできるだろう、だがそれは独力では無理だ、ぜひ勘定役所の仕事にしなければ……」
それから老人は、役所の者がみなこういう点にまで注意するようになって欲しいこと、それが政治を執る者の良心であるということなどを熱心に述べるのだった。
六
その話が済むと碁になった、岡田老人と三右衛門はよい碁がたきで、しばしば招かれてゆくし老人のほうからも時どき打ちに来る。