후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんふどうき
日本婦道記
山本 周五郎
山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,547자 · 23화면
「それには一ついいことがある、御承知かもしれませんがこの岡崎は竹の産地で年々お江戸へ献上する数もたいへんなものですが、そのなかに箭箆にする竹があります、この竹を削って磨いて、箭箆にする仕事があるのですがやってごらんになりますか」
「そのような仕事が女でもできるのでしょうか」
「おもてむきはいけないことになっているが、なにお出入りの屋敷でその宰領をしているからわたしがたのめばどうにかなります、これなら手間賃もいいし、草鞋をつくるよりは骨も折れないでしょう、その気がおありならお世話をいたします」
考えることはなかった。みよは畷道の店をたたんだ。
箭竹つくりは考えたほどたやすくはなかった。箭箆または箭ともいう竹のつくり方にはいろいろ作法がある、十二束、あるいは十三束三伏などといって、拳ひと握りを束とよんで長さをきめる、そしてには節が三つあるのがきまりで、「おっとり節」「なかの節」「すげ節」と上から順に名がつけられる。太さも長さもほとんどきまったのを選み、節を削り※(「竹かんむり/幹」、第3水準1-89-75)をみがき、筈を截ったうえ下塗りをすればよいのだが、すべてが熟練を要する勘しごとで、はじめのうちはよく失敗をした、節を深く削りすぎたり、筈截りの手がすべって※(「竹かんむり/幹」