일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にほんふどうき

日本婦道記

山本 周五郎

山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,547자 · 23화면

아오조라 문고

丹後守はその矢を持ってさがった。

将軍の御用の矢は、諸国の大名たちから献上されるものを精選し、もっともよい作だけをすすめることは云うまでもない、丹後守はみずから御蔵へいって、献上別になっている矢箱を念いりにしらべはじめた。ずいぶんの数だからそう早急にはわからなかった。それでしたやくの者にも手伝わしたが、三日めになってようやく問題の品のはいっている矢箱がみつかった。それは三河のくに岡崎の水野けんもつ忠善から献納されたものであった。枠に嵌めて十本ずつ十重ねになっている箱が五つある。つまり五百本あるわけだが、そのなかから「大願」という文字を彫りつけた矢が五十本あまり出てきた。

丹後守はその矢を持って水野家をおとずれた。けんもつ忠善もひじょうにおどろいた。大願とはなにを祈念するのか分らないけれど、将軍の手に触れるものだけに、そのような品を気付かないで献上したことは重大な粗忽である。

「うえさまには御不興のようにござったか」

「そう存じまして、当座のお詫びを言上つかまつりましたところ、ただ申付けたとおり吟味せよ、急ぐぞ、との仰せにございました、それでとりあえず、お知らせにまいったしだいでございます」