일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にほんふどうき

日本婦道記

山本 周五郎

山本 周五郎의 日本婦道記(にほんふどうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,170자 · 22화면

아오조라 문고

「それだけならようござるが」と医者はなんども首を傾げながら云った、「……そしてまだ確言はできませぬけれど、今のところでは脳の傷み方がひどい、ひと口に申せば白痴のようになっております」

「白痴と申すと」靱負は自分の耳を疑った、

「……つまり」

「そうでござる、意識はちゃんとしておるが判断力というものがまったくござらぬ、崖から落ちた時に頭を打ったのが原因でござろう、口が利けなくなったのもそのためで、悪くするとこれは生涯治らぬかも知れません」

靱負は改めておかやを見た。おかやは仰むけに寝たまま放心したように天床を見まもっていた、焦点がぼやけて、どろんと濁った眸子、緊りのなくなった、涎で濡れて半ば開いている唇、そして時おり歯の間からもれる無意味な、唖者に特有の喉音など、すべてが医者の言葉を裏付けているようにみえた。――そうだ、正しくこれは白痴になる。靱負は心のうちに繰返しそう呟いた。そしてどういうわけでか、その責任がすべて自分にあるという考えを避けることができなかった。

頭を冷して安静に寝かして置くよう、また明日にでも見舞うから、そう云って医者が去るとすぐ、靱負と多助が止めるひまもなく、おかやは起き出してしまった。