후리가나로 읽는 일본 고전
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きゅうしゅじん
旧主人・芽生
島崎 藤村
島崎 藤村의 旧主人・芽生(きゅうしゅじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 149,813자 · 302화면
出来、又、甲州に跨(またが)った八つが岳の連山(やまつづき)には、赤々とした大崩壊(おおくずれ)の跡を眺(なが)めることも出来ます。この谷の突当ったところが海の口村で、野辺山が原はつい後に迫っているのです。海の口村は、もと河岸に在りましたのが、河水の氾濫(みなぎ)りました為に、村民は高原の裾(すそ)へ倚(よ)って移住したとのこと。風雪を防ぐ為に石を載せた板葺(いたぶき)の屋根を見ると、深山の生活も思いやられます。この辺に住んでおりますのが慓悍(ひょうかん)な信州人でして、その職業には、牧馬、耕作、杣(そま)、炭焼――わけても牧馬には熱心な人民です。この手合が馬を追いながら生活(くらし)を営(たて)る野辺山が原というのは、天然の大牧場――左様(さよう)さ、広さは三里四方も有ましょうか、秣(まくさ)に適した灌木(かんぼく)と雑草とが生茂(おいしげ)って、ところどころの樹蔭(こかげ)には泉が溢(あふ)れ流れているのです。ここへ集るものは、女ですら克(よ)く馬の性質を暗記している位。男が少年のうちからして乗馬の術に長(た)けているのは、不思議でもなんでも有ません。