일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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はやみみさんじとりものききがき

早耳三次捕物聞書

林 不忘

林 不忘의 早耳三次捕物聞書(はやみみさんじとりものききがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,050자 · 20화면

아오조라 문고

此家のお内儀かは存じませんが、それ、そこにいる御新造――とお藤を指して――が、私どもの店で、二十五両もする平珊瑚の細工物を万引かしたから、今この場で、品物を返すか、それとも耳を揃えて代金を払ってくれればよし、さもなければ、出るところへ出て話を付けて貰おう、それまではこのとおり、店頭へ据わり込んで動かないという言分。煎餅どころじゃない。瓦屋の一家――といっても夫婦二人だが――とんでもない騒動になった。

正直一徹の伊助が、発狂するほど驚いたことは言うまでもない。お藤は、それでも、泣きながら首を振って、あくまでも身に覚えのないことを主張ったが、番頭はいよいよ権にかかる一方、お藤はよよと哭き崩れる。その間に立って気も顛倒した伊助、この時思い付いたのが、証拠の有無という重大な一事であった。

「ねえ親分。」と伊助は三次のほうへ膝を進めて、「しがない渡世こそしているものの、他人に背後指差されたことのないあっし、夫の口から言うのも異なものだが、彼女とても同じこと、あいつにかぎってそんな大それたことをするはずは毛頭ありません。こりゃあ何かの間違えだ。いくら先様が大分限でもみすみす濡衣を被せられて泣寝入り――じゃあない、突出されだ、その突出されをされるわきゃあない、とこうあっしは思いましたから――。