후리가나로 읽는 일본 고전
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はやみみさんじとりものききがき
早耳三次捕物聞書
林 不忘
林 不忘의 早耳三次捕物聞書(はやみみさんじとりものききがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,930자 · 20화면
」
「で、その拵える道具ってどんな物だね?」
「道具じゃない、機械だよ。」
と、女は答えて、源右衛門の出す紙と矢立を取って、その、銅の板から小判を造りだすという南蛮伝授の機械なるものを図面にして画いて見せた。そして、自分は委しく聞きもしたし、細工物は手に覚えもあるので、あちこちから材料や道具さえあつめれば、自分の手一つでこっそりその機械をつくり上げて、機械さえあればひと晩に十五、六枚の小判を作ることはなんでもないといった。しかもその小判は、いかにその道の役人が検べても、金座で吹いたものと寸分の相違はないのだ。これは源右衛門自身が経験してよく知っている。
役人がきわめをつけたいじょう、この女の作る小判はにせではなくてほん物なのだ!
源右衛門はとっさに考えた。それではこの女に資本を下ろしてやって機械を作らせ、どんどん小判をこしらえさせれば、たちまちにして分限者になるわけだと――彼は声を小さくして訊いた。
「で、その機械をこしらえる費用は?」
「そうねえ。まず三百両あったらちょいと間に合うかねえ。」
そこで源右衛門は平蜘蛛のようになってこの福の女神を拝んだのだった。