후리가나로 읽는 일본 고전
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やせがまんのせつ
明治十年丁丑公論・瘠我慢の説
石河 幹明
石河 幹明의 明治十年丁丑公論・瘠我慢の説(やせがまんのせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,475자 · 21화면
もしもかかる事実を以て外国人に云々の企ありなど認むるものもあらんには大なる間違にして、干渉の危険のごとき、いやしくも時の事情を知るものの何人も認めざりしところなり。
されば王政維新の後、新政府にては各国公使を大阪に召集し政府革命の事を告げて各国の承認を求めたるに、素より異議あるべきにあらず、いずれも同意を表したる中に、仏国公使の答は徳川政府に対しては陸軍の編制その他の事に関し少なからざる債権あり、新政府にてこれを引受けらるることなれば、毛頭差支なしとてその挨拶甚だ淡泊なりしという。仏国が殊に幕府を庇護するの意なかりし一証として見るべし。
ついでながら仏公使の云々したる陸軍の事を記さんに、徳川の海軍は蘭人より伝習したれども、陸軍は仏人に依頼し一切仏式を用いていわゆる三兵なるものを組織したり。これも小栗上野介等の尽力に出でたるものにて、例の財政困難の場合とて費用の支出については当局者の苦心尋常ならざりしにもかかわらず、陸軍の隊長等は仏国教師の言を聞き、これも必要なり彼れも入用なりとて兵器は勿論、被服帽子の類に至るまで仏国品を取寄するの約束を結びながら、その都度小栗には謀らずして直に老中の調印を求めたるに、老中等は事の要不要を問わず、乞わるるまま一々調印したるにぞ、小栗もほとんど当惑せりという。