후리가나로 읽는 일본 고전
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とうおういぶん
東奥異聞
佐々木 喜善
佐々木 喜善의 東奥異聞(とうおういぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,862자 · 124화면
磐治死後、猿ヶ石川にキリの花が流れてくることがあったが、何者もそのバンジが洞を尋ね当てた者がいまだにないという。これは猿ヶ石川流域の里に残っている口碑(8)である。
(1)この口碑は閉伊郡金沢村地方に残っているので、同村出身の角城栄三という男から筆者が町へゆく途中で聞いた話である。
(2)旧暦十二月十二日には山に関係ある人々は仕事を休んで終日祝事する。山神祝いと称する。この日山にゆくとかならずいいことがないという。またこの日山神は自分の山々の樹木の数を数える日であって、もし人間が山へいっていると人間も樹木の数に入れられるからゆかぬ。樹木の数にまぎれ入れられるともちろんいいことがない、山にゆくと二又の木を捩りてあるのをおうおう見るがそれはこの日に山神が何万何千何百何十何本めという数の覚えにそうしておくのだと里人は信じている。こういう俗信は閉伊、気仙の郷土にある。
(3)早池峰山は姉妹三人の女性の神のいちばん末妹であるとされている。美しいがなかなか意地悪で、そのくせ少々盗癖がある。これは、はじめ遠野郷三山すなわち六角牛山、石神山とこの山とを三人の姉妹に分かつに、附馬牛村神遣という所にある夜寝、その寝姿の上に天から蓮華が降った者がいちばん秀麗な早池峰山を取ろうというのであったところ、いちばん末妹が夜半まで眠らず仮睡