일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

くわのきものがたり

桑の木物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 桑の木物語(くわのきものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,815자 · 79화면

아오조라 문고

三

と命じた。ちえっ、また残されか。こう思って、うんざりして、机の前に独りぽつんと残っていた。――すると、やがて花田先生が来て、菓子の入っている鉢をそこへ出しながら坐った。

「露月堂の栗饅頭だ、喰べろ」

そして自分がまず一つ取った。悠二郎はごくっと喉が鳴り、口の中へなまつばが出て来た。しかし黙って、そっぽを向いていた。

「私はもう明日から授業をしない、二三日うちに国許へ立つんだ、――おまえともお別れなんだから、一つ喰べて呉れ、それから話すことがある」

三

「喰べたくありません、饅頭なんか、だい嫌いです」

そっぽを向いたままこう云った。花田先生は手に取った饅頭を鉢へ戻し、暫くこっちの顔を見ていたが、やがて、「よし」と頷いて坐りなおした。

「私はもう少しおまえの面倒をみたかった、いまおまえを置いてゆくのは残念なんだ、おそらく普通ではおまえのいいところがわかるまい、ただ手に負えない悪童ぐらいにみられるだろう、それがこころ残りなんだ」

先生はこう云って少し声を低くした。

「これはまだ極秘のことなんだが、おまえは近いうちに若君の御学友にあげられる筈だ。あがる者は七人いるが、そのなかでおまえと新泉小太郎の二人には、私がいちばん望みをかけている、おまえと新泉は、それぞれの能力で若君のお役に立って呉れなければならない、ほかの者とは違う