일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じろうものがたり

次郎物語

下村 湖人

下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면

아오조라 문고

男と女ですもの。」

「ばかだな、道江さんは。」

と、次郎はなげるように言ったが、

「僕、道江さんを、腕力で馬田に対抗させようなんて、そんなこと考えているんじゃないよ。」

「では、どうしたらいいの?」

次郎はそっぽを向いて答えなかった。彼女は、馬田に対して、純潔な処女としての烈しい憤りどころか、自分に侮辱を加えた当の相手としてさえ、さほどの憎しみを感じていないのではないか。もし感じているとすれば、そんなよそごとのような答えが出来るはずがない。そう考えると、道江が馬田を「千ちゃん」という親しげな名で呼んでいることまでが腹立たしくなって来た。

「そりゃあ、事をあら立てれば、いくらでも手はあると思うの。だけど、同じ村に住んでいては、そうもいかないし、……」

と、敏子は、ちょっと間をおいて、

「第一、道江だってそんなことをしては、かえって恥ずかしい思いをしなければならないでしょう。」

「道江さんには、ちっとも恥ずかしいことなんかないじゃありませんか。」

「そうはいかないわ。」

「どうしてです。」

次郎は、むきになった。敏子は笑って、

「どうしてだか、あたしにもわからないわ。