일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

じろうものがたり

次郎物語

下村 湖人

下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면

아오조라 문고

それは、校長のうしろ楯となって、その立場を擁護するためのようにも思えたが、また、あべこべに、生徒たちのまえで校長にけちをつけているようにも思えた。このことについては、校長との会見の模様をいつもあまり話したがらない平尾でさえ、報告会の時にかなり烈しい口調で非難したほどであった。

校長は、知事のことというと、まるで神様あつかいだったが、その点では、西山教頭はさほどでもなかった。彼はしばしば閣下という敬語さえ使わなかった。そしてこんなことも言った。

「君らは知事にさえお会いすれば、目的が達せられるように思っているが、朝倉先生の問題はそうは行かんよ。知事にだってどうにも出来ないことだからね。」

西山教頭に対する反感は反感として、この言葉だけは四人の代表の耳にぴんとひびいた。そして報告会のときも、とくべつ重要なこととしてみんなに伝えられた。

報告会は、校長との会見の都度、ごく簡単に休憩時間中に行われた。しかし、最後の会見――それは四人の代表がみんなにわいわい言われて、午後の授業を自分たちだけ休んでの会見だったが――のあとは、そうは行かなかった。集まった室は例によって、二階のつきあたりの五年の教室だった。