일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じろうものがたり

次郎物語

下村 湖人

下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면

아오조라 문고

」

新賀と梅本とは、何かにはじかれたように、半ば身をおこして次郎を見た。

次郎は、すると、まぶしそうに眼をつぶった。が、またすぐ空を見ながら、ひとりごとのように、

「しかし、朝倉先生の辞令が出ないうちには、それがやれない。やると、先生の顔に泥をぬることになるからね。」

新賀も梅本も、ただ顔を見合わせただけだった。

「先生に早くこの土地を去ってもらうといいんだがなあ。」

「本田!」

と、新賀は次郎の胸に手をあててゆすぶりながら、

「君は、いったい何を考えているんだい。」

「ストライキをやる時期と方法だよ。」

「何のためのストライキだ。」

「学校浄化のためさ。朝倉先生の問題はもうすんだ。それとは関係なしにやるんだ。問題がまるでちがって来たんだから。」

「おい!」

と新賀は怒ったように、

「君はとうとう馬田に負けたな。」

「馬田に負けた? どうして?」

次郎はやにわにからだを起し、新賀と向きあった。

「君は、馬田が、留任運動をきっかけにストライキをやって、校長やほかの先生を排斥しようと言った時、それを不純だといって攻撃したんじゃないか。」

「むろんさ。それがどうしたんだ。」

「攻撃しておいて、今度は君がその不純なことをやろうというのか。