후리가나로 읽는 일본 고전
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じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면
」
「考えすぎている? しかし、学校が不正に屈服するか否かの問題だぜ。いや正義が世の中に行われるか否かの問題だぜ。僕たちは、正義のために、権力に対して反省を要求しなければならないんだ。だから――」
「よし、わかった。」と、新賀がどなるように、次郎の言葉をさえぎった。
「君の言っている理窟はよくわかった。しかし、いざストライキという場合、みんなが君のいうような理窟で動くと思うかね。いや君自身、教頭や配属将校に対する感情をぬきにして、純粋にそうした道理で動けると思うかね。」
次郎は、はっとしたように眼を見はった。
そう言われると、頬骨の高い、三角形の眼をした西山教頭の顔と、蟇にひげを生やしたような曾根少佐の顔とが、いつも憎々しく自分の眼にちらついている。二人の顔を思い出さないでは、自分はさっきから一言も口をきいていなかったのではないか。――
彼はひとりでに眼を伏せた。彼の膝の周囲には熊笹の葉が入りみだれ、へしまげられている。その葉が、彼が息をするごとにかすかな音を立てて動いていた。そしてその二つ三つが、間をおいてつぎつぎにぴんとはね起きた。彼は見るともなくそれを見ていたが、ふいに顔を上げて、