후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,724자 · 355화면
という綽名のあった始末におえない五年生の室崎を相手に、次郎が死物狂いの喧嘩をやって少しもひけをとらなかったという話は、あまりにも有名であり、雨天体操場の記憶とともに、自然、それもみんなの頭によみがえって来ないわけはなかった。
馬田は、機を見るにはわりあい敏感なたちだった。それに、どうせ遠くないうちに何もかもわかるのだと思うと、今しいて次郎をけなす必要もないと思った。
「本田も、しかし、このごろは大ぶ思慮深くなっているからね。」
彼は、そんな謎のような言葉を残して、さっさとその場をはなれてしまった。
彼は、しかし、それからも、校内を方々歩きまわって、上級の生徒たちが幾人かかたまって話しているのを見つけては、その仲間に入り、それとなくストライキを煽動するようなことを言ったり、次郎をけなしたりすることを忘れなかった。
その日、校長は県庁に行ったきり、ついに学校に顔を見せなかった。西山教頭が何度も電話口に呼び出され、ひるすぎには、五年全部の学籍簿を抱えて県庁に出かけた。ということが、給仕の口から生徒たちに伝えられた。生徒たちには、それが何を意味するかは、さっぱりわからなかった。