후리가나로 읽는 일본 고전
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じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,443자 · 398화면
二人がはいって来ると、先生はすぐ言った。
「やあ、大河君も来てくれたか。いてくれてしあわせだったな。……実は、ちょっとうるさいことがあってね。それが対外的の意味をもっているんで、いつもの通り、いきなり塾生みんなの相談にかけても、どうかと思ったもんだから。……」
対外的という言葉をきいて、次郎の眼はやにわに光った。それはこのごろにない鋭い光だった。大河もいくぶん緊張した顔をして朝倉先生を見つめた。
朝倉先生は、しかし、笑いながら、
「対外的なんていうと、少し大げさにきこえるかもしれんが、そう大したことじゃない。いわゆる招かれざる客がやって来るだけのことなんだよ。」
そう言って朝倉先生が説明したところによると、その招かれざる客というのは、小関氏を塾長とする興国塾の塾生約五十名で、来塾の目的は見学と交歓、日時は今度の土曜の午後一時から夜八時まで、夕食をともにするが、実費は先方の分は先方で負担する、プログラムは当方に一任、ただし、意見交換の時間をできるだけ長くする、というのであった。
「いつの間に、そんなことがきまったんですか。」
次郎は、話をきき終わると、詰問するようにたずねた。