후리가나로 읽는 일본 고전
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じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
下村 湖人의 次郎物語(じろうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,443자 · 398화면
「次郎物語 第五部」あとがき
ぼくは、あるいは疲れすぎているのかもしれない。今日は、日記を書くのはもうやめよう。」
(第五部おわり)
「次郎物語 第五部」あとがき
この物語の第四部を書き終えたのは、昭和二十四年の三月十八日であった。それからもうやがてまる五年になろうとしている。月日のたつのは早いものである。それにしても、第五部を書くために五年の歳月はあまりに永過ぎるのではないかと怪しむ人も多いだろう。事実、多数の読者からは、ずいぶん怠慢だというお叱りもうけた。第四部の「あとがき」の手前、著者としては、ただ頭を下げるより仕方がない。しかし、言いわけをしようと思えば、その種がまるでないわけでもないのである。
実をいうと、第五部に筆をとりはじめたのは、第四部を書き終って間もない五月半ばであった。そして七月からは、その当時の私の個人雑誌「新風士」にそれを発表しはじめたものである。ところが翌年の三月、その九回目を書きあげたころになって、私のからだの調子がわるくなり、ついに病床に横たわる身となってしまった。病気はさほど重いというほどではなく、二カ月ほどで起きあがるには起きあがったが、主治医からは執筆を厳禁され、自分でも、それを押しきってまで書きたいという程の意欲はどうしても湧いて来なかった。