후리가나로 읽는 일본 고전
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うたよみにあたうるしょ
歌よみに与ふる書
正岡 子規
正岡 子規의 歌よみに与ふる書(うたよみにあたうるしょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,419자 · 35화면
という句が疵にて候。一面にたなびきたる霞に間というも可笑しく、よし間ありともそれはこの趣向に必要ならず候。入日も海も霞みながらに見ゆるこそ趣は候なれ。
ほのぼのと有明の月の月影は紅葉吹きおろす山おろしの風 (信明)
これも客観的の歌にて、けしきも淋しく艶なるに語を畳みかけて調子取りたるところ、いとめずらかに覚え候。
さびしさに堪へたる人のまたもあれな庵を並べん冬の山里 (西行)
西行の心はこの歌に現れ居候。「心なき身にも哀れは知られけり」などいう露骨的の歌が世にもてはやされてこの歌などはかえって知る人少きも口惜く候。「庵を並べん」というがごとき斬新にして趣味ある趣向は西行ならでは得言わざるべく特に「冬の」と置きたるもまた尋常歌よみの手段にあらずと存候。後年芭蕉が新に俳諧を興せしも寂は「庵を並べん」などより悟入し季の結び方は「冬の山里」などより悟入したるに非ざるかと被思候。
閨の上にかたえさしおほひ外面なる葉広柏に霰ふるなり (能因)
これも客観的の歌に候。上三句複雑なる趣を現さんとてやや混雑に陥りたれど、葉広柏に霰のはじく趣は極めて面白く候。
岡の辺の里のあるじを尋ぬれば人は答へず山おろしの風 (慈円)