후리가나로 읽는 일본 고전
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うたあんどん
歌行灯
泉 鏡花
泉 鏡花의 歌行灯(うたあんどん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,094자 · 72화면
……
このお家へは、お台所で、洗い物のお手伝をいたします。姉さん、え、姉さん。」
と袖を擦って、一生懸命、うるんだ目許を見得もなく、仰向けになって女中の顔。……色が見る見る柔いで、突いて立った三味線の棹も撓みそうになった、と見ると、二人の客へ、向直った、ふっくりとある綾の帯の結目で、なおその女中の袂を圧えて。……
十六
お三重は、そして、更めて二箇の老人に手を支いた。
「芸者でお呼び遊ばした、と思いますと……お役に立たず、極りが悪うございまして、お銚子を持ちますにも手が震えてなりません。下婢をお傍へお置き遊ばしたとお思いなさいまして、お休みになりますまでお使いなすって下さいまし。お背中を敲きましょう、な、どうぞな、お肩を揉まして下さいまし。それなら一生懸命にきっと精を出します。」
と惜気もなく、前髪を畳につくまで平伏した。三指づきの折かがみが、こんな中でも、打上る。
本を開いて、道中の絵をじろじろと黙って見ていた捻平が、重くるしい口を開けて、
「子孫末代よい意見じゃ、旅で芸者を呼ぶなぞは、のう、お互に以後謹もう……」と火箸に手を置く。
所在なさそうに半眼で、正面に臨風榜可小楼を仰ぎながら、程を忘れた巻莨、この時、口許へ火を吸って、慌てて灰へ抛って、弥次郎兵衛は一つ咽せた。