후리가나로 읽는 일본 고전
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かごつるべ
江戸情話集
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 江戸情話集(かごつるべ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 203,779자 · 407화면
焼けるような真夏の暑さにむかって青い蛇は生き生きした鱗の色をよみがえらせたが、蛇つかいの顔には暗い影が始終まつわっていた。
「どう考えても向柳原の仕打ちが其でねえようだ」と、豊は最後の判決をくだした。「ちっとぐれえ姐さんが無理をいったところで、そりゃあ柳に受けているだけの義理もあろうというもんだ。なにしろ、かれこれ一年の余もああして世話になった以上は……。おいらっちのようなこんな人間でも、人の世話になったことは覚えている。まして痩せても枯れても二本差しているんじゃねえか。堀川のお俊を悪く気取って、世話しられても恩に被ぬは、あんまり義理が悪かろうと思うが……。ねえ、どんなもんだろう」
「そりゃあこっちでばかり言うことで、男の方の身になったら又どんな理屈があるかも知れないからね」と、若いお花は冷やかに言って、扇で胸をあおいでいた。
「お花さんはとかくに男の方の贔屓ばかりするが、こりゃあちっとおかしいぜ」
「そうかも知れない」と、お花はつんと澄ましていた。「向柳原はいい男だからね」
「姐さんより年下だろう」
「ふたつ違いだから二十歳さ」
「色男盛りだな」と、豊は羨ましそうに言った。