일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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「ちんもく」のはなし

「沈黙」の話

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 「沈黙」の話(「ちんもく」のはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,184자 · 13화면

아오조라 문고

」

賢者は鶏の雛をだして、答え返した。「我国の兵士は、一人で以て貴国の兵士の百千を屠るであろう。」

そこで使者は、かかる問答の出来る賢者がいるような国を征むるは、危し危しと考えて、その旨を復命しに帰っていったのである。

以上が、このアルメニアの民話の大要である。この調子でゆけば、国際間の問題は凡て、あらゆる繁雑な懸引や手続を脱して、驚異的な簡明さで片附くようになるだろう。

この民謡は、吾国の蒟蒻問答という落語と、同工異曲……という以上に、同工同曲であって、共に沈黙の雄弁さを示すものである。

*

民話や落語の類でなく、沈黙のうちに実際生活の用が弁ぜられた話が、いくらもある。而もそれが、寡言沈黙を高く評価する東洋もしくは東方諸国にばかりでなく、アフリカのセネガル地方にまでもある。

この地方の黒人は、塩を至って大事なものとする。昼夜同じ長さの赤道直下の暑さだから、もし塩を攝取しなかったら、血液が腐敗してしまうだろうと、一般に信じられている。それで水の容器に塩を溶して、毎日それを貪り飲み、その効果で、健康と体力とを維持することになっている。

それ故、塩の製法を余り心得ぬこの地方では、塩が重要な商品となって、高価に取引される。