후리가나로 읽는 일본 고전
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くつかけより
沓掛より
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 沓掛より(くつかけより)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,751자 · 18화면
たとえば「松虫草」と「なべな」、「ほたるぶくろ」と「つりがねにんじん」といったようなものである。そういう類縁関係をたどって行くと、はじめは全く似たところがないと思っていたものが、だんだんに少しずつ似たところを暴露して来るのである。これと同じようなことが、どうも、人間の相貌などについても、言われるような気がするのである。
「類をもって集まる」ということわざは植物にも当てはまるようである。しかし、それは、植物が意識して集まって来るのではなくて、同じ環境がおのずから同種の生命を養う、と言ったほうがもっともらしいように思われるのである。
そうかと思うとたとえば、紫紅色の「つりふね草」は湿潤な水辺に多いが、これとよく似て黄色い「黄つりふね草」は、少なくもこの地では、丘の上や山腹に多いように見える。
植物の果実のことだけを詳しく取り扱ったいわゆるカルポロジーの本を読んだときに、乾燥すると子房がはじけて種子をはじき飛ばすものの特例の一つとして Impatiens noli-tangere というものが引き合いに出ていた。インパチェンスは鳳仙花の類の一般的な名前らしいが、ともかくも「かんしゃく」