후리가나로 읽는 일본 고전
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わたしのこどもじぶん
沖縄女性史
伊波 普猷
伊波 普猷의 沖縄女性史(わたしのこどもじぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 29,877자 · 60화면
しばらくすると、数名の理髪師が入口に現われた。この一刹那に、先生方と上級生は手々に鋏を持って教場に闖入し、手当り次第チョン髷を切落した。この混雑中に窓から飛んで逃げたのもいた。宮古島から来た一学生は切るのを拒んだ。何とかいう先生が無理矢理に切ろうとしたらこの男、簪を武器にして手ひどく抵抗した。あちこちですすり泣きの声も聞えた。一、二時間経つと、沖縄の中学には、一人のチョン髷も見えないようになった。翌日は識名園で祝賀会が開かれた。この時戦ごっこをやったが、先生と生徒との組打もあった。児玉校長が芋虫が蟻群に引摺られるように、二、三十名の新入生に引摺られるのもおかしかった。この時断髪した者の中で、父兄の反対にあって、退校して髪を生やしたのも二、三名いた(世間の人は彼等のことを「ゲーイ」といった、「ゲーイ」とはやがて還俗のことだ)。私の友達に阿波連という者がいたが、これがために煩悶して死んだ。彼は漢那君と同じくらいに出来た末頼もしい青年であったが。さて私の時分は、こういう悲劇のような喜劇で一段落を告げた。今から考えると、凡で夢のようである。読者諸君がこれによってわが沖縄の変遷を知ることが出来たら望外の望である。