후리가나로 읽는 일본 고전
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かはくれいじょう
河伯令嬢
泉 鏡花
泉 鏡花의 河伯令嬢(かはくれいじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,763자 · 68화면
小山夏吉は寂く微笑んだ。
「ははは、泣くより笑で。……富来に、判官どのが詠じたと言伝えて、(義経が身のさび刀とぎに来て荒城のさやに入るぞおかしき。)北の方が、竜王の供料にと、紅の袴を沈めた、白山がだけの風に、すずの岬へ漂った時、狭屋へ籠っての歌だ、というのです。悪い洒落です。それに、弁慶に鮑を取らせたから、鮑は富来の名物だ、と言います。多分七つ道具から思いついたものだろう、と可心もこれには弱っている。……
富来を立つ時、荷かつぎを雇うと、すたすた、せかせか、女の癖に、途方もなく足が早い。おくれまいとすると、駆出すばかりで。浜には、栄螺を起す男も見え、鰯を拾う童も居る。……汐の松の枝ぶり一つにも杖を留めようとする風流人には、此奴あてつけに意地の悪いほど、とっとっと行く。そうでしょう、駄賃を稼ぐための職業婦人が聾の坊さんの杖つきのの字に附合っていられる筈はない。喘ぎ喘ぎ、遣切れなくなって、二里ばかりで、荷かつぎを断りました。御坊が自分で、荷を背負って、これから註文通り景色を賞め賞め歩行き出したは可いが、荷が重い。……弱った、弱った、とまた弱っている。