후리가나로 읽는 일본 고전
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かはくれいじょう
河伯令嬢
泉 鏡花
泉 鏡花의 河伯令嬢(かはくれいじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,763자 · 68화면
……泊を急いで、……高浜の宿へ着きました。
可心はまだ川を渡らない。川を渡る、そこが……すぐ大笹の宿の前を流れて米町川の海に灌ぐ処なんです。百年前の可心は、いまその紀行で、――鉱泉宿の真夜中の松を渡る風にさえ、さらさらと私の寝床に近づきました。」
小山夏吉は杯を取った。
「高浜では、可心に相宿がありました。……七歳ばかりの男の子を連れた、五十近い親仁で、加賀の金石の港から、その日漁船の便で、海上十六七里――当所まで。これさえ可なり冒険で。これからは浪が荒いから、外浜を徒歩で輪島へ行く。この子の姉を尋ねて、と云う。――日曜に、洋服を着た子の手をひいたのでないと、父親の、子をつれた旅は、いずれ遊山ではありません。何となく、貧乏くさい佗しいものです。私なども覚があります。親仁は問わずがたりに、姉娘は、輪島で遊女のつとめをする事。この高浜は、盆前から夏一杯、入船出船で繁昌し、一浦が富貴する。……その頃には、七尾から山越で。輪島からは海の上を、追立てられ、漕流されて、出稼ぎの売色に出る事。中にも船で漂うのは、あわれに悲く、浅ましい……身の丈夫で売盛るものにはない、弱い女が流される。