후리가나로 읽는 일본 고전
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ぬまふじん
沼夫人
泉 鏡花
泉 鏡花의 沼夫人(ぬまふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,541자 · 78화면
二
……婦のだって、言いますから。」
二
主人の医学士は、実は健康を損ねたため、保養かたがた暢気を専一に、ここに業を開いているのであるが、久しぶりのこの都の客と、対談が発奮んで、晩酌の量を過したので、もう奥座敷で、ごろりと横の、そのまま夢になりそうな様子だった折から、細君もただそれだけにして、
「どうぞ御緩り。」
と洋燈を差置き、ちらちらと――足袋じゃない、爪先が白く、絨氈の上を斜めに切って、扉を出た。
しばらくして、女中が入って来て、
「ここへ、冷水をお置き申します。」
声を聞いたばかり。昼間歩行き廻った疲労と、四五杯の麦酒の酔に、小松原はもう現々で、どこへ水差を置いたやら、それは見ず。いつまた女中が出て去ったか、それさえ知らず。ただ洋燈の心を細めた事は、一緊胸を緊めたほど、顔の上へ暗さが乗懸ったので心着くと、やがて、すうすう汐が退く塩梅に、灯が小さく遠くなり、遥に見え、何だか自分が寝た診察台の、枕の下へ滅入込んで、ずっと谷底の古御堂の狐格子の奥深く点れたもののごとく、思われた……か思ったのか、それとも夢路を辿る峠から覗く景色か、つい他愛がなくなる。
処を、前に言った、(奥さん)――で目が覚めたが、真暗、洋燈はその時消えていた。