일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぬまふじん

沼夫人

泉 鏡花

泉 鏡花의 沼夫人(ぬまふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,541자 · 78화면

아오조라 문고

二十四

多くは天を余さぬから、押包んだ山の緑に藍を累ねて、日なく月なく星もなく、倒に沼の中心に影が澄んで、そこにこそ、蒼沼の名に聞ゆる威厳をこそ備えたれ。何となく涸れて荒びて、主やあらん、その、主の留守の物寂しい。

二十四

濃い緑の雑樹の中へも、枝なりにひらひらと日の光が折込んで、縁を浅黄に、木の葉を照らす。この影に、人は蒼白く一息した。

なぜか、葬礼の式に列ったようで、二人とも多く口数も利かなかったが、やがて煙草も喫まないで、小松原は踞った正吉を顧みて、

「どこで拾ったね。」

「やあ、それだがね……先刻から気い付けるだか、どうも勝手が違ったぞよ。たしか、そこだっけと勘考します、それ、その隅っこの、こんもり高な処さ、見さっせいまし、己あ押魂消ただ。その節あんな芭蕉はなかっけ。」

と言う。

目覚しいのは、そこに生えた、森を欺くような水芭蕉で、沼の片隅から真蒼な柱を立てて、峰を割り空を裂いて、ばさばさと影を落す。ものの十丈もあろうと見えて、あたかもこの蒼沼に颯と萌黄の窓帷を掛けて、倒に裾を開いたような、沼の名は、あるいはこれあるがためかとも思われた。

正吉が知らずと云う、梅雨あけの頃は、まだ丈伸びぬ時節であるから、今日見付けたのを、訝しむ仔細は無い。