후리가나로 읽는 일본 고전
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
葉山 嘉樹의 海に生くる人々(うみにいくるひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,305자 · 321화면
で、おもてでは、一切合切がギリギリ一杯であった。食卓は、用事が済むと、室のまん中に立っている柱に添うて上につり上げられるにしても、やはり一杯一杯であった。そして道具置き場は、その食卓の下をくぐって、船首のとがったところが、そうであった。
わが万寿丸ははなはだしく団扇に似てるという定評があってさえ、やはり船の船首の部分は、いくらかとがっていることが、これで見てもわかるのであった。
そして、窓はすべて、二重に厳密に閉ざされ、デッキへの鉄の扉までが厳重に閉ざされたから、空気は全く動かなく通わなくなってしまった。そして、この、太鼓の内部のような船室は、皮であるべきサイドの鉄板が、波濤にたたかれてたまらなくとどろくのであった。
その間にボーイ長は、その負傷の疼痛を、陸上の父と母とに訴えた。摺子木のように円い神経の持ち主であるセーラーたちも、環境がかくのごとくであるために、ひとりでにしんみりしてしまうのであった。そして、彼らは、いつでも、しんみりするのを好まなかった。それは、彼らを、この世の中で一番詰まらない役割に引っぱり込んでしまうからであった。というのは、いつでも彼らは最も詰まらない役割であるのだが、それをほんとうに彼らに手きびしくさとらせるからである。