일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たきぐち

滝口

山本 周五郎

山本 周五郎의 滝口(たきぐち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,815자 · 99화면

아오조라 문고

「甚兵衛をやめてから矢の倉の鳥万、馬喰町の平松、神田の翁屋と、勤めてはやめ勤めてはやめ、みんな三十日そこそこしか続かず、十六の春ようやく、麹町平河町の稲毛という店へ住込みでおちつきました」

「そんなに喧嘩っ早かったのか」

「あなたは知らないのよ、お茶屋へ来るお客がどんなにいやらしいかっていうこと」おりうは手酌で飲み、膳の上を見て眉をしかめた、「あら、――お肴がなくなっちゃってるのね」

「芳村という侍もその一人か」と安宅が盃を取りながらきいた。

「平河町へいくとすぐ」とおりうは答えた。

稲毛善兵衛というその料理茶屋は、周囲に旗本屋敷が多いので、客の大半は武家であった。おりうはうれしかった。おりうは小さいじぶんから侍にあこがれていたのだ。ふだん着に袴をはき、両刀を差し、額をあげてさっさっと歩く。だらしなく脇見をしたり、話しながらあるくようなことはない。また裃を着け、供をしたがえてゆく姿は、その人が年寄りであろうと若侍であろうと、うっとりするほど清潔で男らしく思われた。下町では侍客は稀にしか来なかったし、道で見かけるようなきぱっとした人はいなかった。勘定は溜めるし、酔うと諄く女たちにからむし、ちょっと気にいらないことがあると暴れだすし、これが侍かと思うような人ばかりであった。