일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょうねん

潤一郎ラビリンスI――初期短編集

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 潤一郎ラビリンスI――初期短編集(しょうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,319자 · 84화면

아오조라 문고

と足拍子を取って踊り出した。

其処へやって来た侍の信一が、忽ち狐の正体を見届ける。

「獣の癖に人間を欺すなどゝは不届きな奴だ。ふん縛って殺して了うからそう思え」

「あれッ、信ちゃん乱暴な事をすると聴かないよ」

勝気な光子は負けるが嫌さに信一と取っ組み合い、お転婆の本性を現わして強情にも中々降参しない。

「仙吉、この狐を縛るんだからお前の帯をお貸し。そうして暴れないように二人で此奴の足を抑えて居ろ」

私は此の間見た草双紙の中の、旗本の若侍が仲間と力を協わせて美人を掠奪する挿絵の事を想い泛かべながら、仙吉と一緒に友禅の裾模様の上から二本の脚をしっかりと抱きかゝえた。其の間に信一は辛うじて光子を後手に縛り上げ、漸く縁側の欄干に括り着ける。

「栄ちゃん、此奴の帯を解いて猿轡を篏めておやり」

「よし来た」

と、私は早速光子の後に廻って鬱金縮緬の扱帯を解き、結いたての唐人髷がこわれぬように襟足の長い頸すじへ手を挿し入れ、しっとりと油にしめって居る髱の下から耳を掠めて頤のあたりをぐる/\と二た廻り程巻きつけた上、力の限り引き絞ったから縮緬はぐい/\と下脹れのした頬の肉へ喰い入り、光子は金閣寺の雪姫のように身を悶えて苦しんで居る。