일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぼくとうきだん

濹東綺譚

永井 荷風

永井 荷風의 濹東綺譚(ぼくとうきだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,666자 · 114화면

아오조라 문고

初恋の娘が恥しさを忘れて思う男に寄添うような情景を書いた時には、その後で、読者はこの娘がこの場合の様子や言葉使のみを見て、淫奔娘だと断定してはならない。深窓の女も意中を打明ける場合には芸者も及ばぬ艶しい様子になることがある。また、既に里馴れた遊女が偶然幼馴染の男にめぐり会うところを写した時には、商売人でも斯う云う時には娘のようにもじもじするもので、これはこの道の経験に富んだ人達の皆承知しているところで、作者の観察の至らないわけではないのだから、そのつもりでお読みなさいと云うような事が書添えられている。

わたくしは春水に倣って、ここに剰語を加える。読者は初めて路傍で逢った此女が、わたくしを遇する態度の馴々し過るのを怪しむかも知れない。然しこれは実地の遭遇を潤色せずに、そのまま記述したのに過ぎない。何の作意も無いのである。驟雨雷鳴から事件の起ったのを見て、これまた作者常套の筆法だと笑う人もあるだろうが、わたくしは之を慮るがために、わざわざ事を他に設けることを欲しない。夕立が手引をした此夜の出来事が、全く伝統的に、お誂通りであったのを、わたくしは却て面白く思い、実はそれが書いて見たいために、この一篇に筆を執り初めたわけである。