후리가나로 읽는 일본 고전
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
三好 十郎의 炎の人――ゴッホ小伝――(ほのおのひと――ゴッホしょうでん――)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,035자 · 207화면
ピカソのつまらなさ
H君――
「ピカソは何故つまらないか、あなたはそれを話してくれる義務がある」と言う。
先頃私がある雑誌に書いた文章の中で「正直に言って良いことは正直に言った方が良い」ということを書いた中に「ピカソはつまらない」と書いていたのに君はこだわったようだ。君の手紙には詰問するような調子がある。なるほど近代の絵画を真剣に考えている君としては、私の言葉は無責任な放言のように聞えたかもしれないし、また私がイコジになって逆説を弄してるようにとれたかも知れない。しかしそれは二つながら当っていない。私は真面目にそして正面からものを言ったのだ。ただもう少しくわしく述べる義務があるようだから、ここで述べる。
「何故ピカソがつまらないのか?」と君は問うが、まず第一に子供らしい答え方で答えるならば私は「何故つまらないかをぬきにして、まずピカソの絵は私にはつまらないのだ」としか答えられない。だからまず逆に私は君に対して次のように問いかけてみる。
「それでは君はピカソの絵を本当に良いと思って見たことがあるか?」
本当にということは文字通り正直にという意味であって、時に美術批評をもしている君が大勢の人々の中で人々を相手にしてものを言ったり考えたりする場合ではなく、本当の君一人の室の中でそう思うかという意味だ。