일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

くるいだこ

狂い凧

梅崎 春生

梅崎 春生의 狂い凧(くるいだこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 111,430자 · 226화면

아오조라 문고

「なるほどねえ」

加納は隣の男に話しかけた。

「あれは氷の割れる音だったんだな。一体ここはどこなんだろう」

「さあ」

相手は首をかしげた。

「えらく寒いとこだなあ」

徴用の客船で割れるぐらいだから、そんなに厚い氷ではない。しかし加納にとっては、凍った海を見るのは初めてで、衝動は大きかった。彼方の陸地には、異風の街があった。内地では感じたことがない、針でつつくような寒さを、加納は感じた。

順番を待って、次々艀で上陸する。そこは平地になっていて、軍の建物が立っている。兵舎ではない。バラック建ての細長い仮休憩所のようなのが、数十棟並んでいる。そこに入れられて軍装検査を受け、それが済むと豚汁と飯が配給された。

「その豚汁はうまかったねえ」

加納は艪で舟の動きを調節しながら言った。

「やたら寒いのに、豚汁は熱い。豚肉もたっぷり入っている。皆何杯もお替りをしましたよ」

「その港、どこだったんだね?」

「それが誰も教えちゃ呉れねえんですよ。何も意地悪しているわけじゃなく、一人前の兵隊と取り扱って呉れないんだ。豚扱いだね。しかし結局誰かが聞き出して来て、大沽だと判った」

「すると船は黄海を越えて行ったんだね?」